歯の根の治療

先生の医院建築中のインスタ「次は枠をバラして、水道屋さんによる配管でしょうか?
歯科治療でいえば根充(※)終わったからコア印象いきますか。ってとこでしょうか?」という表現がおもしろかったです。(笑)

ありがとうございます。(笑)
歯の根の治療は、最初が大事です。

実は自分の子供がやっていまして(汗)、歯の根の治療をした後に上にかぶせるもののアドバイス聞きたいです。

奥歯だったら、マルっとかぶせた方がいいです。

歯医者さんに、かぶせるか、かぶせないか、微妙なところですよと言われています。

歯医者によって見解が分かれますが、私としては奥歯はかぶせた方がいいです。
歯が割れるからです。
内側(ないそく)に入れちゃうと、内側から割れるので。

ないそく?

部分としてのかぶせ物だと、中に入るじゃないですか?
中から割れるんです。

歯医者さんに「どうしますか?」と聞かれても、素人はどうしたらいいか分かりません、正直。

大臼歯は必ずです、前歯はそんなことはありませんが。
中途半端にやって、中途半端に詰めて、何年かはいいけど、その後に割れてきて抜歯というパターンが結構多いです。
あと、コア(支台)が一番大事ですね。

コア?

めちゃくちゃ大事です。
一番こだわっているのは、コアかもしれないですね。
人に見えないところですけれど、根の治療と同じくらいコアが大事です。
コアが歯の寿命を左右するんで。

コアは、いちいち先生が作るんですか?既存品があってそれを埋めるというイメージなのですが。

僕は自分で作って患者さんに入れます。
それは保険でも一番いいセメントを付けます。
今は、ファイバーポストというのを必ず使っています。
型取りをして、ファイバーポストをレジンと一緒に混ぜて、患者さんそれぞれで作る、出来上がったものをスーパーボンド(収縮が少ないないもの)というので口の中につける。
レジンは収縮がすごいので、そこで溝が出来て、細菌を侵入させてしまいます。

残っている歯の量により金属製のコアを入れることがあります。

※根充:根管充填(こんかんじゅうてん)の略です。
歯の根っこの治療をして、根っこの中がキレイに治ったあと、先の部分までお薬をしっかり詰めてフタをする治療のことです。

歯の根の治療とは?

虫歯が進んで、細菌感染を起こした歯の神経を取って治療することです。
歯の根っこは人によって太さや形や長さが違います。

歯の根の治療の流れ

歯の根をキレイにする

歯の根の治療のはじめは、感染した内部の掃除し、細菌を除去します。
掃除が終わったら、歯の根を薬品で洗浄、殺菌し、仮歯をつけます。
その作業を何度か行います。

根管充填(こんかんじゅうてん)

歯の根の状態を確認し、痛みがないか?膿などの炎症がないか?を確認します。
確認後、歯の根の先端まですき間がないように、詰め物をします。

土台を作る

歯が折れる防止と、再感染予防のためにファイバーポスト(ガラスの繊維でできています)を立て、仮歯をつけます。

経過観察

レントゲンと歯の診査をして、かぶせ物の治療が可能と判断できたら、被せ物の治療に進みます。

かぶせ物をつける

歯ぐきの状態をよくして、うまくはまるようにしてからかぶせ物を付けます。

Q&A

Q. 歯の根の治療をしたところを長く持たせるために出来ることはあるのでしょうか?

A. 定期的な歯周病の管理、マウスピース(ナイトガード)を入れることです。

Q. 昔、歯の根の治療をしたところがうずきます。どうしたらいいでしょうか?

A. 怪しいですね、ご来院をお待ちしております。

Q. 神経を取った歯って、脆いんですか?

A. どうしても歯が折れやすくなりますね。

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