歯がしみる(知覚過敏)
知覚過敏か虫歯か分からない、どうしたらいいですか?
虫歯は治療すれば治りますが、歯ぐきが下がってくると神経に近い象牙質(ぞうげしつ)が露出するので知覚過敏になりやすいです。
レジンを詰める方法もありますし、しみるのを抑える薬、あとはレーザー治療もあります。
歯科で、レーザーを使うんですね。
はい、色々なレーザーがあるのでそれぞれ機序(きじょ:働く仕組み)が違うんですけれど、当院での知覚過敏のレーザー治療は歯の表面に薄い膜を作って治療します。
あとは、噛み合わせによる歯ぎしりで知覚過敏になることもあります。
歯ぎしりで知覚過敏??!
歯がしなると、歯の根元に応力(おうりょく:物体が外から力を受けた時、物体の内部に発生する力)が集中しちゃうんです。
すると、根本が割れちゃうこともあります。
歯ぎしりは、単純に歯が削れるということだけではなくて、根元の部分が欠けてくるということがあるので。
歯は過酷ですね、口の中のいろいろな力に耐えなくてはいけないのですね・・・。
口の中は過酷です。
なので、一緒に労わってあげましょう!
知覚過敏とは?
虫歯や神経の炎症もないのに、歯がしみて痛いことです。
原因としては、歯ぐきが下がる、歯の破折(はせつ:折れたり欠けたりすること)、歯の擦り減り、歯が溶けることによる象牙質露出などがあります。
また、象牙細管(ぞうげさいかん)という歯の神経につながる孔(あな)がひらいて、神経が刺激されることから起こることもあります。
治療の流れ
削らない治療を行ないます。
具体的には、コーティング剤、フッ素、レーザー、詰め物、噛み合わせの治療を行ないます。
レーザーにより歯の表面に薄い膜を作り、歯の神経を保護するので痛みやしみることを防ぐことができます。