食いしばり・歯ぎしり
友達が、歯ぎしりがひどくて歯医者さんに行ったら「マウスピース入れてね」と処方されたと聞きました。それって、嫌がったりされません?また、歯ぎしりも食いしばりも実は歯にすごいダメージを与えると聞きました。先生から見ると、どれくらいのダメージですか???
歯自体も削れるし、顎関節症(がくかんせつしょう)にもなるしというところですね。
歯が削れる?!なるほど。奥歯のかぶせ物をセラミックにて、高いお金払ったから大事にしたいとマウスピースをする人もいると聞きました。
基本的には入れてもらうようにしています、特にインプラントをした方ですね。
歯ぎしりの何が一番ヤバいかというと、横揺れがヤバいです。
歯の横揺れ??
ベクトルの話ですよね。
歯の軸に対して横斜めからのダメージが、歯にとってすごい悪いです。
歯が削れるだけでなくて、歯周病を加速させます。
歯ぎしりが歯周病を加速させるなんて知らなかったです。歯ぎしりは、ストレスは関係ありますか?
ストレスが一番大きい原因だと思います。
歯を長持ちさせるために、食いしばりや歯ぎしり含めトータルで診て行きますので、気になることはドシドシ教えてください。
食いしばりとは?
静かに上下の歯を強く噛みしめることです。
無意識のうちに歯が削れてしまうことがあります。
食いしばりの治療
お口の型取り、噛み合わせの型取りを行ない、マウスピースを作り緩和させます。
当院のマウスピースは、ハードタイプ(硬いマウスピース)です。
また、生活習慣のアドバイスも行ないます。
→生活習慣指導のページはこちら
歯ぎしりとは?
ブラキシズム(bruxism)とも呼ばれ、寝ている時、起きているときの無意識なときに歯と歯を強くすり合わせ音を立てることです。
歯ぎしりの種類は、上下の歯を臼のようにすり合わせる運動(グラインディング)と、上下の歯を静かに強く噛み合わせる食いしばり・噛み締め(クレンチング)、上下の歯をカチカチと噛む動作(タッピング)があります。
歯ぎしりが習慣化すると、歯がすり減るだけでなく、あごの関節に力が伝わり顎関節症や顔面痛だけでなく、筋の緊張による頭痛・肩こりなど身体にいろいろな症状が起こる可能性もあります。
また、知覚過敏や歯周病を悪化させる要因とも考えられています。
歯ぎしり・食いしばりの治療法
歯にマウスピースを付ける「スプリント療法」や認知行動療法などが研究されています。
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-028.html)
また、当院では生活習慣指導も行います。
よくある質問
Q. ストレスと関係はありますか?
A. 原因としては一番多いはずです。
習慣、噛み合わせも考慮してアドバイスさせて頂きます。
Q. 食いしばりや歯ぎしりは、顎関節症と関係はありますか?
A. 大いに関係があります。
顎関節症の予防もしていきましょう。
顎関節症に関しては、こちらのページをご覧ください。